第26回銀河ホール地域演劇祭 

  自主事業 

[上演団体]

・劇団あしぶえ(島根)

・栗田桃子<文学座>(東京)

・劇団田中直樹と仲間たち(西和賀)

・劇団ぶどう座(西和賀)


〜イーハトーブのみずうみの畔のちいさな劇場「銀河ホール」から宮沢賢治の世界へ出かけよう!〜

 

開館以来続いている「銀河ホール地域演劇祭」。

今回上演される演目はすべて、岩手・花巻出身の宮沢賢治の作品です!

様々な物語を綴っていきた賢治の世界を、4つの演目でお楽しみください。



『セロ弾きのゴーシュ』

劇団あしぶえ[島根]

 

  9月1日(土)14:00開演

 西和賀町文化創造館 銀河ホール

 一般 1,000円/小・中学生以下 500円

 

「宮沢賢治が求めたもの」をさがし続けて28年。

やっと創り上げた感動舞台!

 

「ゴーシュ」に出会った時、なんて面白い!と思ったのに、賢治童話がどれほど手ごわいかは、すぐに分かった。1年間46回上演した初演は、「わからない」「むずかしい」「つまらない」と言われて、観客が4人のときは、幼児が寝転んで舞台をながめていた。それでも、「へたくそゴーシュ」の頑張りを思えば、やめることなどできなかった。

あれから28年。これほど苦しんだ作品は、他にない。でも、これほど大きな財産となったものも、他にはない。(演出 園山土筆)

『水仙月の四日』

 

劇団田中直樹と仲間たち[西和賀町]

 

 9月1日(土)15:30開演

 西和賀町文化創造館 Uホール

 一般 500円/小・中学生以下 200円

 

賢治がスケッチした吹雪の中の小さなドラマ。

冬のイーハトーブの住人たちが繰り広げる幻想劇。

 赤い毛布(ケット)にすっぽりくるまった少年が、広い雪野原の細い道を山の家に向って歩いていました。一心にカリメラの事を考えながら。雲ひとつなく晴れ渡った空のどこかで、何かが動き始めていました……。ちょっと怖くて美しいお話、手作りの人形たちと一緒に物語ります。お楽しみください。

銀河鉄道の夜』

           栗田桃子(文学座)ソロ朗読劇[東京]

 

 9月2日(日)14:00開演

 西和賀町文化創造館 銀河ホール

 一般 1,000円/小・中学生以下 500円

 

「ほんとうのさいわいはいったいなんだろう。」

  孤独を抱えた少年ジョバンニは、ケンタウル祭の夜に友人にカンパネルラと銀河鉄道に乗って旅に出ます。様々な人たちとの出会いと別れを繰り返しながら、銀河の果てで見つけたものはなんだったのでしょうか。世代を越えて愛される宮沢賢治の代表作を、文学座の女優 栗田桃子が多彩な表現力で描き出します。また、上演後には宮沢賢治記念館 学芸員 牛崎敏哉氏をゲストに迎えてのトークも予定しています。詩情ゆたかな物語の世界にお越しください。

『植物医師』

劇団ぶどう座[西和賀町]

 

 9月1日(土)17:30開演

 9月2日(日)17:00開演 ※2回公演

 劇団ぶどう座稽古場

 一般 500円/小・中学生以下 200円

 

岩手農民VS元役人のインチキ植物医師!?

ファンタジー要素一切なしの農民賛歌コメディ!

 

舞台は盛岡郊外に開設されたばかりの植物病院。開業したのは、ついこの前まで県庁に勤めていたというちょっと怪しい植物医師。そこへさっそく農民たちが稲の具合の相談に来るが……。自ら農業指導に奔走しながら、「みんなに〈デクノボー〉と呼ばれたい」と願い、岩手農民の暮らしが明るく楽しいものとなることを祈った宮沢賢治の花巻弁コメディ。今年は情緒あふれる劇団ぶどう座の稽古場で上演します!


[特別裏プログラム]

事業担当者たちの文化的ギモンズ

議題「事業説明がうまくなりたい」

 

日時:2018年9月2日(日)10:30~12:30

会場:西和賀町文化創造館 ホワイエ

 

【お申込み、お問い合わせ】

担当:小堀陽平(文化創造館アートコーディネーター)


第4回銀河ホール地域演劇賞

今回の大会では第4回銀河ホール地域演劇賞の贈呈式も開催されました。

地域演劇賞とは、本演劇祭の発展に貢献し、顕著な功績のあった団体または個人を選考し、賞を贈呈するものです。5年に一度地域演劇賞を贈呈しており、今回は第21回目から昨年の第25回目までの地域演劇祭が対象となります。第4回銀河ホール地域演劇賞審査委員会の審査により選考・決定いたしました。

 

第4回銀河ホール地域演劇賞の受賞はシニア演劇の演出等で地域演劇祭に長年ご尽力いただきました、青森市の劇団支木代表・中野健さんに決定いたしました。

 

中野健さんは第1回の地域演劇祭(当時の名称は「国民文化祭」)の開催から演劇指導で携わり、平成11年から立ち上げたシニア演劇では西和賀町を中心に12年間、うち地域演劇祭では7年間公演を実施し、演劇指導、演出を行っていただきました。毎年、演目や出演者を変えるとともに、出演する高齢者も市町村や県境を越えた広域から募り、町内はもとより県内外で幅広く公演活動を行ったことは、先駆的な活動として全国からも高く評価されました。

 

〜選考範囲に該当する回での中野健さんの関わり〜

第21回「唄う平成お宮の松」シニア演劇演出

第22回「ばんざい東北」シニア演劇演出

第23回「ふるさと消滅灰さようなら」シニア演劇演出

第24回「笹リンドウを掲げよ」演出

第25回「戦場の面会日」大道具


 【町内プレイガイド】

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【予約・お問い合わせについて】

予約は電話やファクシミリでも受け付けます。

西和賀町文化創造館までお問い合せください。

【主催】

銀河ホール地域演劇祭実行委員会

【後援】

西和賀町観光協会・西和賀町芸術文化協会・西和賀町教育委員会